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趣 旨: | 兵庫県内の肢体不自由児者、肢体不自由特別支援学校及び特別支援学級(肢体不自由学級)に在籍する肢体不自由児及びその関係者からのデジタル写真作品(デジタルカメラ、スマホ、タブレット等で撮影)を募集し、肢体不自由児者にこれまでの美術展以外に文化活動へ参加する機会を提供するとともに、肢体不自由児者に対する理解啓発を促進することを目的に実施します。 |
応募資格: | 兵庫県内在住の肢体不自由児者及び関係者(保護者含む) ※通常の学級に在籍する肢体不自由児(身障手帳保持者)、及び関係者(保護者含む)も応募可能。 |
応募作品: | 2部門(本人部門)(関係者部門) |
応募期間: | 令和4年10月11日(火)~11月14日(月) |
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兵庫県肢体不自由児者協会 副理事長 | 岩崎康宏 様 | ||||
兵庫県肢体不自由児者協会 理事、姫路市立書写養護学校長 | 中川靖敏 様 | |||||
読売新聞神戸総局 | 八木良樹 様 | |||||
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今年のデジタル写真展では、障害が重度であっても、介助の支援の仕方で素晴らしい写真が撮れるということを感じました。もう一つは、写真の題材はわざわざ出かけなくても、普段生活しているところにも一杯あり、もう一度身の回りに視点を向けていただいたら良いなあと思いました。次年度大いに今年以上の作品を期待しています。 令和5年度は 募集は6月ぐらいから募集を始め、9月に入選者を決定する予定にしています。今年より早まりますので、そのつもりでよろしくお願いします。 また、作品は今年と同じく、メールでの添付ファイルあるいはCD,USBでお送りください。もし、写真の送り方が分からない場合は、遠慮なく事務局までお問い合わせください。 |
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「お月見」 伊丹市立伊丹特別支援学校小学部 藤田晃希さん 9歳 |
「あき、み~つけた」 豊岡市立竹野小学校 橋本潤喜さん 7歳 |
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本人コメント: iPadに棒スイッチを繋いで構内を回り、棒スイッチを押して色んな写真を撮っています。今回は、僕が撮ったお月見の写真を応募します。 |
本人コメント: 生活科の授業「あきのたからものをみつけよう」で“あきみつけ”に出かけた時、見つけた松ぼっくりです。大好きなカメラで撮りました。 |
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八木良樹様コメント: 施設で行われる「お月見」の様子がよく分かる写真です。窓枠からつるされた満月がポイントになっています。最近、月見だんごやすすきを飾ってお月見をする家庭も少なくなっています。日本独特の行事を感じることが出来る作品です。 |
八木良樹様コメント: 芝生に半分埋もれた松ぼっくり。何げない発見を写真にしました。画面のほとんどを松ぼっくりが占め、それ自体が他の生き物のようにも見えます。普段から「これ何だろう?」の気持がよく出ている作品だと思います。 |
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「コスモス畑」 | |||||||
ひびき福祉会 近藤 司さん 25歳 | |||||||
本人コメント: たつの市馬場に移動で行った時に撮りました。秋の風景を感じてもらえたらうれしいです。 |
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八木良樹様コメント: 緑の山並み街を背景にピンクのじゅうたんを広げたような コスモス畑。「きれいやね」と声が聞こえそうな写真です。青空も見えて場所の広がりを見る人にも伝えられていると思います。自然とのふれ合いを肌で感じ、素直に撮った写真です。 |
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「大好きな先生と」 | 「空と海と一面の砂」 | ||||||
川西市立川西養護学校高等部 後藤羽希さん 15歳 | 加古川市立加古川中学校 飯田千陽さん 12歳 | ||||||
本人コメント: カメラが大好き!そして校内で大好きな先生に会えるのが嬉しい!一緒に自撮り写真を撮ることを楽しみに毎日頑張っています!いつもと違う髪型も似合うでしょ。 |
本人コメント: 今年の夏に鳥取砂丘へ行って撮影しました。幼い時にも行ったのですが、砂で歩きにくく、今回は「リベンジ!!」と言いながら、しっかり歩き、美しい景色も見れました。 |
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八木良樹様コメント: スマホで大好きな先生と一緒に自撮り。 日々の楽しさがその表情に感じられる良い写真だと思います。写真を通して「絆」を深められる。二人の間にある信頼感が伝わってきます。どんどん自撮りを楽しんでほしいと思います。 |
八木良樹様コメント: 鳥取砂丘でしょうか。足元の砂のうねりと白い雲のうねり。わずかに見える水平線に向かうカップル。全てのバランスが美しい作品だと思います。影の方向から見ると夕方でしょうか。西日で黄色く染まった砂も空とのコントラストを引き出しています。美しい作品です。 |
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「自分で撮るってうれしい」 | 「狐のよめいり」 | |
川西市立川西養護学校 教職員 西岡 梓 さん 40歳 | 川西市立川西養護学校 教職員 庄口綿紀 さん 39歳 | |
本人コメント: 高等部になって、自分のカメラを買いました。大好きな先生と自撮り棒を使って写真を撮る様子です。32.1のカウントに合せてばっちり笑顔を決めています! |
本人コメント: 散歩をすることが好きな高等部2年生。秋晴れの坂道を歩いていると突然、優しいシャワーのような雨が降ってきました。暖かく濡れる感触を目にパチパチさせながら、きらめく日差しの中、彼の歩調はスキップをするように軽くなるのでした。 |
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八木良樹様コメント: 後藤さんの「大好きな先生」のもう一人の先生が西岡さんですね。二人で楽しそうに写真を撮っている。その羽希さんの手を下からしっかり支えている。人間のつながりを感じずにはおれない作品です。その手の力強さに感動です。 |
八木良樹様コメント: 突然降り始めた雨。それでも「楽しい」二人の表情からは、そんな気持が伝わってくる写真です。写真に写り込んだ逆行によるフレアも写真に効果を与えています。ひょっとして本当にキツネも見ていたのかもしれません。 |
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「いい顔」 | 「せんせい、かえろ」 | |
当協会青年グループ 保護者 久保紀子 さん 57歳 | 川西市立川西養護学校 教職員 喜多川昌之 さん 52歳 | |
本人コメント: なんとなく笑ってしまう、そんな顔でした。 |
本人コメント: 授業を終え、児童と教員が廊下を歩いている後ろ姿を撮りました。 |
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八木良樹様コメント: 顔をくしゃくしゃにして口元には白い歯。「これほど表情豊かな人はいません」と語りかけてくる写真です。なかなか知ることが少ない施設内のちょっとした一コマ。社会にもっと知ってもらうためにもこの写真は素晴らしさを感じます。 |
八木良樹様コメント: 夕日が差し込む廊下。シルエットに写る少女の表情や声まで聞こえてきそうな良い写真です。ピカピカに磨かれた廊下に反射する暖かな色の光も、二人の関係のように暖かいものを感じます。すばらしい瞬間を捉えています。 |
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![]() 新規事業として今年度より始めた「兵庫県肢体不自由児者デジタル写真展」。 初回ということもあったのか、応募者数が少なかったのは少し残念でした。 12月7日に審査会が行われ、本人部門・関係者部門それぞれ、上記の方々が選ばれました。 本人部門及び関係者部門の入賞者、理事長賞、読売新聞神戸総局長賞の皆様、おめでとうございます。 ![]() ![]() 来年度も「兵庫県肢体不自由児者デジタル写真展」を実施します。今回応募された皆様、来年度は応募しようと思っておられる皆様・・・! 今からたくさん写真を撮り、素敵な写真を撮りためておいて下さいね。来年度は、もっともっと素晴らしい作品が応募されることを願っています。 末尾になりますが、審査員を務めれました中川靖敏様、岩崎康宏様、励みになるコメントをいただきました読売新聞神戸総局の八木良樹様、年末のお忙しい中、本当に有難うございました。 ![]() |